とある暮らし発売のお知らせ | mizōchi

このたび、mizōchiは初めてのオリジナルプロダクトである「とある暮らし」という書籍を発売いたします。


mizōchiというブランドを始めた当初より、自分の思う豊かさを形にしたオリジナルプロダクトを作りたいと考え、この「とある暮らし」を制作しました。

そもそも自分の思う豊かさとはなんだろう?
そんな問いの中で浮かんだ一つが、「個人」でした。

普段の暮らしの中で、みんなどんなことを考えているのだろう。なにに喜びを感じたり、悲しみを感じているのだろう。

最近は、個人に目を向けた本がどんどん増えている印象があります(あるいは昔からあったものが再考されているのかもしれません)。さまざまな人の生き方や考え方、働き方に関する本など。

それはそれでおもしろいのですが、自分が知りたい個人というのは、たとえば、隣で読書している人、駅のホームで並んでいる人、何気なくすれ違っていくたくさんの人たち。そういう「日々をふつうに生活している方々」でした。そうした一人ひとりにスポットを当てることが、自分の思う豊かさにつながると感じました。

著名人であったり、なにか特別な経歴や仕事を有する人たちをまとめた語り口ではなく、個人その人が、今どんなことを考えているかで語られること、そこから浮かび上がってくるもの、そういう視点から見つめた本が読みたい。

そんな思いからこの本を作りました。

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2019年春から2021年春までの約2年間、現在拠点にしている福井県にて街を巡り、またSNSを活用し、10代から90代の男女50名の方々とお会いし、一人ひとりが日々の暮らしの中で思うことや感じていることをインタビューし、一冊にまとめました。

福井県での取り組みのため、ややローカルな内容もありますが、本質的な部分はどなたにもお楽しみいただけるかと思います。

商品内容やお求め方法については、後日お知らせさせていただきます。

一人でも多くの方にお楽しみいただけると幸いです。